工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

「福島:未だ何も終わってはいない」The Guardian紙(追補あり)

英ガーディアンの記事「Fukushima disaster: it’s not over yet」に注目したい。

アジア環境担当記者を務めるジョナサン・ワッツ(Jonathan Watts)記者による被災地現地での綿密な取材と、バランスの取れた分析による良質なルポルタージュとなっている。

Webサイト「Genpatsu」に全文翻訳がなされている。
とても良い訳文で、その労をねぎらいたい。

「福島の惨事:未だ何も終わってはいない」英ガーディアン9.9付記事全訳」

〈追補〉 2011/10/10 18:00
NHK教育〈ETV特集〉「希望をフクシマの地から ~プロジェクトfukushima!の挑戦」
本日10月9日 夜10時より放送

福島の放射線汚染は絶望的とも思える様相を見せていますが、文化の力で希望を紡ぎ出そうと、3名の音楽家を中心に「野外音楽フェスティバル」が開催されました。
この「プロジェクトFUKUSHIMA!」に起ち上がった福島の人々の一夏のドキュメントです。
*詳細はこちら

原発事故で世界から注目されるフクシマで、8月15日、野外音楽フェスティバルが開かれた。絶望的とも思える現実に向き合い、文化の力で希望を紡ぎ出そうと立ち上がったのは、福島県出身のアーティストたち。5月、「プロジェクトFUKUSHIMA!」が始動した。

中心メンバーは3人。NHKドラマ「白洲次郎」などの音楽やノイズミュージックなどで世界を舞台に活躍する音楽家・大友良英さん、震災直後からツイッターで詩をつぶやき、共感を呼んでいる福島在住の詩人・和合亮一さん。そして、パンクロックのカリスマミュージシャン・遠藤ミチロウさん。

3人の呼びかけに応えるように、坂本龍一さんら出演ミュージシャン、そしてETV特集でもおなじみの放射線衛生学の研究者、木村真三さん、そして福島県内外からのボランティアスタッフも、みな手弁当で集まった。

放射線量が低くない会場でのフェスティバル開催には、主催する当人の中にもさまざまな苦悩や葛藤があった。それでも、フクシマが新しい時代を創った希望の場所として記憶されることをめざしたい。無料のフェスティバルに、1万3000人が訪れた。

「福島の心の叫び」を発信しながら、ふるさと福島の地に未来への希望を見いだそうと動き始めたアーティストたちと福島の人々の夏をドキュメントする。

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